乳がんケアヨガの今
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今日のヨガの言葉2月11日-19日

2/11 同じやるなら、心をひらいて取りくみましょう。
 やると決めたものの、嫌々やっていることはありませんか?もしそれでもやると決めたのなら、やる気と興味をもってやったほうがいいです。そうすれば嫌々ムードも減り、周りの人にも迷惑がかかりません。

2/13 逆らいながら進もうとすれば、辛く感じるものです。
 流れに逆らいながら生きようとするから辛く苦しいのです。心乱れたり、悲しくなったり、強い不安を感じたりしたら、何かに逆らおうとしていないか、自分にたずねてみましょう。

2/14 じっくり観察してみると、はむかう気持ちが薄れてきます。
 争う気持ちで向かえば、相手はより強い闘志で臨んでくるものです。今日解決したいことがあれば、何かするかわりに、ただ静かに座り、眼を閉じ、じっと5分間想像します。あなたはとてもたくさんのものを入れられる大きな入れ物です。わだかまりこそ消えていないかもしれませんが、闘志は薄れていませんか。これこそが自由というものです。

2/15 事態が難しくなればなるほど、求められるのは柔軟性です。
 難しい相手や事態、ポーズには、つい身を硬くしてしまいがちです。今日はあえて難しいポーズを選び、心身ともに柔かい気持ちで取り組んでみましょう。ごつごつした巨岩のまわりを流れる水のように、角を優しく洗い流していけばいいのです。

2/16 求めているのは完璧さではなく全体の調和です。
 フローリングの床に、いわゆるむらになっている模様を探してみましょう。節、不規則なまだら模様、色むら、この不完全さこそがフローリングにその美しさとフローリングらしさをもたらしているのです。本物らしく見えるのは、それらのおかげなのです。あなた自身、あなたらしさもそのように、全体で評価してあげましょう。むらがあるからこそあなたらしいのです。

2/17 呼吸は意識への入り口です。
 静かな部屋で座れる空間をさがします。そして厚さ7cm幅15cm 幅にたたんだ毛布の上に、あたまからおしりまでがまっすぐのるように仰向けになってみます。もう一枚たたんだ毛布であたまの後ろを支えます。目の上にハンドタオルかアイピローをのせましょう。両腕を軽く広げ胸をひらきます。20回、ゆっくり呼吸を繰り返してみましょう。おわったらひざをたて、左右どちらか好きな方に小さくうずくまってから、ゆっくり起き上がってきます。気持ちに何か変化はありましたか?

2/18 何をどうやっても後悔はつきものです。
 素晴らしいと思える決断をしても、次の瞬間後悔しないとは限りません。結婚が幸せであっても、子供を深く愛そうと、その数秒後、結婚や子供を産んだことを後悔しないとも限らないのです。でもたとえそう感じても、それははかない感情です。後悔する気持ちを抱きしめ人間らしいことだと思い前に進みましょう。

2/19 どんな状況にもいい面わるい面があるものです。
 すべての選択にプラスマイナスがあると知ることを智慧という、これが今日の呪文です。何度もつぶやき、にっこりしましょう。

今日のヨガの言葉2月1日1-10日

2/1 ヨガのゴールはからだを軟らかくすることではありません。適応力です。
 たいていのひとは柔軟性を高めようとヨガのポーズを練習しにきます。しかしもっと大切なのは、ありのままの人生を流れるままに受け止め、適応する力を養うことです。さあ、今日の練習ではどのようにしてこれに取り組みますか?

2/2 どんな瞬間もあなたの人生を左右しうるのです。
 この上なく美しい夕日が沈む瞬間や、瞑想中に得られる完璧な静寂だけが感動的ですか。思い出しましょう。生きている毎瞬間があなたの人生です。今日はごくありふれたことの中に特別な何かを探してみましょう。見つかりましたか?

2/3 人生とはなんと神聖なもの。
 ヨガスートラの中で最も好きな一節、それは「神の存在を知る練習」について(1-23)です。前屈をしたときや、しっかり息を吐ききったあとの静寂に、神聖な気持ちを覚えることはありませんか。そのとき神は単に観念的な存在ではありません。あなたの中にいる神と共にあなたはヨガを練習しているのです。

2/4 あなたは大いなる精霊を蓄えていられるような巨大な入れ物です。
 友が「最近あった、たわいもないことだけどショックだったこと」について話してくれたとします。今日は自分がとても広い心をもっていると思いヨガの練習に取りくんでみましょう。つとめて寛大に過ごしましょう。たとえば誰かがなにか必要としていたら、その人にあげてしまいましょう。貸したものの返却期間が過ぎていても許してあげましょう。

2/5 ヨガの練習をできたかは一日どれだけ立腹したかでわかってしまうものです。
 腹を立てるときはいつも自分が正しいと主張したいのです。今日腹が立ったら、まずゆっくり深呼吸をし「怒りよ、この瞬間に溶けていっていいんだよ」とつぶやきましょう。

2/6 練習とは自分の中で我慢していることを一つ一つほどいてあげることです。
 下向きの犬のポーズを練習してみましょう。からだでかたく感じるところに、気持ちがあおられていると感じるところに、ゆっくりとした呼吸を送りこみましょう。ヨガの練習とは自分の中の我慢に「おもてに出ておいでよ」と誘ってあげることです。

2/7 誰もがおばあさんの家にたどり着くまでに、森を抜け、悪いオオカミに出会うものです。
 生きていくことは容易ではない、完璧な人生などあり得ない、ということに気づくとき、人は大きく成長します。ありがとう、私は今日、こんなことに感謝している、と大きな声で言ってみましょう。何かうまくいかないことがあっても、最終的にあなたの人生はパーフェクトなんです。

2/8 怒りはいろいろなかたちをとります。
 今日一日、何回イライラしたか、欲求不満を感じたか、短気を起こしたか、数えてみましょう。その回数こそが自分としっかり向きあえていなかった回数です。(見直し)

2/9 下を向いてばかりだと成長できないよ。
 あなたが全くできない何かに挑戦してみましょう。サンスクリット語でポーズの名前を言ったり、何か新しいことを大胆に考えてみたり、今日は失敗を畏れず始めてみましょう。

2/10 私はこれをしてさえいれば幸せだ。
 何かを達成することだけが幸せをもたらすのではありません。息を大きく吸って、そして「幸せ」と聞いて、誰の顔があるいは何が浮かんできますか?それを胸の中にやさしく抱きしめながら、大きく息を吐きだしてみましょう。

乳がん患者さんがヨガをやる上での注意点

インストラクターの方から、乳がんの患者さんが来られるとどのようなことに注意をしてヨガを教えればいいかが分からないというご意見をいただきました。

乳がんを患った女性がヨガのクラスに来られたとき、一番大切なのはその教室で暖かく迎えてあげることです。化学療法中、もしくは化学療法が終わったばかりで髪の毛がまだ生えていないかもしれません。乳房が摘出されて外見を気にされているかもしれません。そのような女性に対して、周りの女性が陰でこそこそと噂をしたらどうなるでしょうか。周りの人は悪気がなくても、治療中の女性は心無い視線を感じていらっしゃるかもしれません。その女性は乳がんを患ってストレスを抱えているのに、さらにヨガのクラスでもストレスを抱えてしまうかもしれません。アメリカ人のあいだでは癌サバイバーは勲章のようなもので、皆誇らしげに自分は癌を克服したんだと言います。だから癌を患った人がヨガのクラスに来ても、クラスの始めに癌サバイバー、もしくは闘病中であることを紹介され、皆で拍手して迎えます。そしてクラス全体で応援するのです。日本人は自分が癌であることを職場にも仲間にも隠そうとする傾向があります。しかし自分や家族の間だけで悩んでいても仕方がありません。日本人の性格からして難しいかもしれませんが、日本でもまずはヨガのクラスからだけでも癌のサバイバーや治療中の人たちを応援できる仕組みを作っていくことが大切です。

乳がん患者さんといっても状態によって様々です。
手術、化学療法、放射線治療も終わっていればホルモン治療を受けていても、基本的には一般の人と同じと考えていいです。この状態の患者さんは基本的にはやってはいけないことはありません。ハードなヨガでも運動でも制限はありません。
1つ注意しなければいけないことは、再発の可能性があるということです。乳がんは他の癌に比べると再発はしにくく、予後の良い癌ですが、初回時の腫瘍の大きさ、リンパ節転移への状態で、再発のしやすさは変わります。再発を疑う症状として骨転移による痛み、肺転移、胸膜転移による息苦しさ、息切れ、脳転移による頭痛などがあります。乳がん術後でヨガをしている人でこのような症状がある場合は速やかに病院で検査してもらい、異常がなければヨガを再開することをお勧めします。

乳がんの治療中で化学療法中に関しては1つ論文があり、化学療法による吐き気や嘔吐を減らし、不安を軽減したという報告があります。しかし症例数の少ない研究であり、現在の科学的根拠では化学療法中の患者さんに積極的にヨガを勧めることはできませんが、患者さんの体調に合わせ、無理をしない程度であればヨガをすることは問題ありません。

乳がんの術後は患側の胸を開くようなヨガのポーズでなければ、手術翌日から再開してもかまいません。胸を開くようなポーズは傷の状態を見て医者と相談しながらヨガを開始することをお勧めします。

放射線治療中に関しては今まで行われた多くの研究でヨガをすることで患者さんの不安を取り除いたり、睡眠を改善したり、生活の質を上げることが報告されています。化学療法中の場合と同様に積極的にヨガを勧めることはまだできませんが、副作用が増強することがないことは証明されていますので、ヨガをすることは問題ありません。

最後に再発患者さんの場合です。
再発患者さんの中でも骨に転移が認められる人には注意が必要です、特に溶骨性の骨転移の場合は骨折しやすく、ヨガの最中に骨が折れてしまう可能性もあります。
骨に転移のある患者さんは医者にヨガをしていいか相談するか、体への負担の少ないヨガをした方がいいでしょう。その他の部位への転移でも様々状態があるので、再発患者さんの場合はヨガをする前に医者に相談した方がいいでしょう。

何度も繰り返しますが乳がんにおけるヨガの役割は癌を治すことではなく、精神の状態や生活の質を上げて、乳がんの治療を前向きに受ける状態を維持することです。患者さんによっては乳がんに罹ったことで自分の生活や体のことを考えるようになり、乳がんになる前より体が健康になったと言われる非常に前向きな方もいらっしゃいます。そのような患者さんがヨガの普及によって1人でも多くなってくれればと願っております。

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